ミスジチョウチョウウオ(三筋蝶々魚、学名:Chaetodon lunulatus)は、スズキ目チョウチョウウオ科に分類される魚類の一種。種小名は「新月」を意味する。
形態
- 全長15cm。
- 肌色の体側に縦の紫帯が並ぶ。
- 和名の由来である3本の黒い帯(三筋)は、目を通る部分、尾鰭基部周辺、尾鰭にある。
- よく似た種
エクスクイジット・バタフライフィッシュ、アラビアン・バタフライフィッシュ、メロン・バタフライフィッシュ(インドミスジチョウチョウウオ)と、本種に似た種は複数存在し、本種もまた地域別に亜種としてさらに分類されることがある。
エクスクイジット・バタフライは紅海とその周辺に分布する。後部が黒い。
アラビアン・バタフライは紅海南部、アラビア海、ペルシア湾に分布する。オレンジ色の体側で、エクスクイジット・バタフライ以上に後部が黒い。
メロン・バタフライはインド洋に分布する。この種と本種は東部インド洋で分布が重なる。
生態
サンゴのポリプを専食する。
水深3-30mのサンゴ礁にペアで生息する。幼魚はミドリイシの隙間に隠れる。
分布
西部太平洋、東部インド洋の一部。
人とのかかわり
観賞魚。ポリプ食のため飼育は難しい。
脚注
注釈
出典
参考文献
- 中村庸夫『チョウチョウウオガイドブック』TBSブリタニカ、2003年、56-59頁。ISBN 4-484-03404-2。
関連項目
- 魚の一覧
- 熱帯魚
外部リンク

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