- ヴェストフォル県
- Vestfold fylke
- 測地系: 北緯59度21分0秒 東経10度7分12秒
ヴェストフォル県(ヴェストフォルけん、Vestfold [ˈvɛstˈfɔl] ( 音声ファイル))は、ノルウェーの県。県都はトンスベルグ。オスロの南西部に位置し、アーケシュフース県とブスケルー県とテレマルク県に接する。その名前(西・湾)のとおり、オスロ・フィヨルドの西に面しており、オスロ・フィヨルドを挟んでエストフォル県とも接する。面積は2,168 km2、人口は253,555人(2023年)で、人口密度は117人/km2。面積は県の中ではオスロ(県と市を兼ねる)に次いで小さい。
低地が多く、ノルウェーの中でもっとも農業に適した地域の1つである。冬は3か月続き、5月から9月までは心地よい気候となる。7月の平均気温は17℃である。
この県は海運業で知られる。以前は捕鯨の基地が置かれていたが、現在は海岸の町は漁業や造船に従事している。内陸では製材業も行われている。
歴史
船葬墓を含む9世紀ごろの古墳群がある。初代ノルウェー王ハーラル1世の出身地と伝えられ、外国産の副葬品が多い。
1821年、ヤールスバーグ郡とラルビク郡が合併しヤールスバーグ・オ・ラルビク県が発足した。1919年1月1日、ヤールスバーグ・オ・ラルビク県はヴェストフォル県に改編された。
2020年1月1日、ヴェストフォル県の7自治体はテレマルク県と合併しヴェストフォル・オ・テレマルク県となった。県北東部のSvelvikはヴィーケン県ドランメンに編入された。2024年1月1日にヴェストフォル・オ・テレマルク県の合併は解消され、ヴェストフォル県が再度発足した。
基礎自治体
6基礎自治体(Kommune)が所属している。自治体の数は県の中で最も少ない。このうち3市がブークモールを公用語と定めている。ニーノシュクを公用語とする自治体は無い。
脚注



