国鉄リ2050形貨車(こくてつリ2050がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である鉄道省等に在籍した8 t積みの土運車である。

本形式と同一の経歴を持つリ2100形、又本形式と類似の経歴を持つリ2200形についても本項目で解説する。

リ2050形、リ2100形

1944年(昭和19年)4月1日に南武鉄道が戦時体制により国有化され、南武鉄道に在籍していたリフ1600形(3両)、リ1700形(17両)が新形式である8 t積みリ2050形(リフ1600 - リフ1602→リ2050 - リ2052)及び10 t積みリ2100形(リ1700 - リ1716→リ2100 - リ2116)に定められた。国有化後も引き続き旧南武鉄道の地元(多摩川沿い)で砂利採取用途にて運用された。

両形式とも1954年(昭和29年)に最後まで在籍した車両が廃車になり形式消滅した。在籍期間約10年と短期間で姿を消した。

リ2200形

1944年(昭和19年)4月1日に青梅鉄道が戦時体制により国有化され、青梅鉄道に在籍していた車両1両が新形式である10 t積みリ2200形(リ2200)に定められた。

1953年(昭和28年)に廃車になり形式消滅した。

脚注

参考文献

  • 貨車技術発達史編纂委員会 編「日本の貨車―技術発達史―」2008年、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊

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