北方千歳町駅(きたがたちとせまちえき)は、岐阜県本巣郡北方町にあった名古屋鉄道揖斐線の駅である。
歴史
揖斐線の前身である岐北軽便鉄道の駅として1914年(大正3年)に開業した。当初の駅名は千歳町駅(ちとせまちえき)であったが、のちに改称している。揖斐線は2005年(平成17年)をもって全線が廃止され、これと同時に当駅も廃駅となった。
- 1914年(大正3年)3月29日 - 岐北軽便鉄道の忠節駅 - 北方町駅(のちの美濃北方駅)間の開通と同時に千歳町駅として開業。
- 1927年(昭和2年)ころ - 北方千歳町駅に改称。
- 1991年(平成3年)11月1日 - 無人化。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 揖斐線の忠節駅 - 黒野駅間が廃止され、廃駅。
駅構造
ホーム1面1線の停留場であった。黒野寄りに出入口が1か所存在した。2011年5月以前に駅舎が撤去されている。
配線図
利用状況
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は366人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中289位、 揖斐線・谷汲線(24駅)中9位であった。
駅周辺
駅周辺に複数のマンションが建つなど住宅街の中に位置していた。
- 北方町役場
- 北方町商店街
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 揖斐線
- 北方東口駅 - 北方千歳町駅 - 美濃北方駅
- 1922年(大正11年)までは隣の北方東口駅との間に新町駅(しんまちえき)が存在した。
脚注
参考文献
- 徳田耕一『名鉄600V線の廃線を歩く-惜別の“岐阜線”と空港線誕生』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年。ISBN 978-4-53305-883-7。
- 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年。ISBN 978-4-10-790025-8。
- 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年。ISBN 4-87670-097-4。
関連項目
- 廃駅




