銭 松(せん しょう、? - 1860年)は、中国清朝中期の篆刻家である。西泠後四家に加えられる。
字は叔蓋、号は耐青・鉄廬・未道士・西郭外史。杭州府銭塘県の人。
略伝
金石文字に精しく漢印を2000鈕も模刻したという。趙之琛は銭松を絶賛している。胡震・范守和らと交流した。
厳荄が『銭叔蓋・胡鼻山両家刻印』を、高邕が『未虚室印譜』をそれぞれ編集している。
出典
- 沙孟海 『篆刻の歴史と発展』中野遵・北川博邦共訳 東京堂出版、昭和63年、ISBN 4490201443。
- 銭君匋・葉潞淵『篆刻の歴史と鑑賞』高畑常信訳 秋山書店<秋山叢書>、昭和57年。




