ティモシー・"ティフ"・ニーデル(Timothy "Tiff" Needell, 1951年10月29日 - )は、イギリスの元レーシング・ドライバー、テレビコメンテーター。テレビ番組『フィフス・ギア』などにて活動中である。ティフ・ニードルと表記されることもある。
略歴
- イングランド、ハンプシャー州南東のハヴァントにて生まれる。
- 1970年代にフォーミュラ・フォード、F3などのレースにて活躍。1979年にはF1に参戦するかと思われたが、国際自動車連盟(FIA)からスーパーライセンスの発給を拒否され実現しなかった。しかし翌1980年、事故で下半身不随となったクレイ・レガッツォーニの後釜としてエンサインからF1に参戦。ベルギーGP(リタイア)とモナコGP(予選落ち)の2レースに出走した後、ヤン・ラマースにシートを譲っている。
- その後は主にクローズドボディの車(いわゆる「ハコ車」)のレースに主に出走する。
- 1980年代は日本でも、全日本耐久選手権にトヨタより、全日本F2選手権にルマン商会、Team Ikuzawaより出場した。
- 現在ではイギリスではドライバーとしてより自動車のテレビ番組のコメンテーターとして有名。1987年から2001年まではBBCの『トップ・ギア』に準ホストとして出演していたが、長らく続いていた番組が終了してしまうと新興民放局・チャンネル・ファイブに移籍し、自ら『フィフス・ギア』を立ち上げた。
- 豪快なドリフト走行とパワースライドを得意とし、現在でも『フィフス・ギア』の中でその腕を見せることがある。
- 2010年にはザ・スティグの解雇に伴って、ゲストへの運転アドバイザーとして『トップ・ギア』へ復帰している。2011年のシリーズ16でも、アリエル・アトム V8運転の代役として出演した。
補足
- 『トップ・ギア』、『フィフス・ギア』などでは常に笑顔を絶やさず自動車の解説をするのが大きな特徴。
- 過去に出した最高スピードはサルト・サーキット(ル・マン24時間レースの舞台)のマルセーン・ストレートにおける時速230マイル(=約368km)との事。同時に人生最大のクラッシュもそのときに経験しているという。
- マクラーレン・F1とロータス・エランが「夢のクルマ」であるという。
- 2005年12月現在BMWの545iを所有(以上3点の情報は『フィフス・ギア』のオフィシャルサイトより)。
- 1997年に発売された(日本版は1998年)TOCA ツーリングカーチャンピオンシップでは日本語版と英語版でのコメンテーターを務めた。
- イギリスツーリングカー選手権にも1987年からスポット参戦しており、1992年からは、日産チームより参戦。日産・プリメーラをドライブした。
レース戦績
全日本F2選手権
F1
全日本ツーリングカー選手権
イギリスツーリングカー選手権
ル・マン24時間レース
脚注
関連項目
- フィフス・ギア
- トップ・ギア
外部リンク
- Fifth Gear - 『フィフス・ギア』のオフィシャルサイト(英語)




