ジカルコゲン化炭素(Carbon dichalcogenides)は、炭素とカルコゲン元素の化合物である。それらは一般化学式CZ2を持ち、文字ZにはO、S、Se、Teが当て嵌る。

これには以下が含まれる:

  • 二酸化炭素、CO
    2
  • 二硫化炭素、CS
    2
  • 二セレン化炭素、CSe
    2
  • 硫化カルボニル、OCS
  • セレン化カルボニル、OCSe
  • チオカルボニルセレン化物、SCSe
  • チオカルボニルテルル化物、SCTe

安定性

炭素元素とカルコゲン元素間の二重結合C=Zは、カルコゲンZが重くなるにつれて弱くなる。この傾向はZがOからTeに変化するにつれて、ジカルコゲン化炭素モノマーの安定性が低下し、重合しやすくなることを意味する。たとえば、CO
2は安定しており、CS
2は極端な条件下で重合し、CSe
2は重合する傾向があり、CSeTeは不安定で、CTe
2は存在しな。この傾向は二重結合の法則の一例である。

結合

ジカルコゲン化炭素では、C=Oの結合長は約1.16Å、C=Sは約1.56Å、C=Seは約1.70Å、C=Teは約1.90Åである。

リファレンス


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